はじめに
世界一周航空券は,通常の航空券とは異なり,ネットで即購入できる商品ではありません.
そのため,初めて検討する人にとっては「どうやって予約すればいいのか分からない」と感じやすい航空券でもあります.
この記事では,世界一周航空券を実際に購入するまでの流れを,準備段階から発券まで順を追って 解説します.
全体像を把握しておけば,無駄な手戻りを減らし,スムーズに世界一周の計画を進められます.
世界一周航空券はどこで予約できる?
世界一周航空券の予約方法は,大きく次の2通りです.
- 航空会社またはアライアンス公式窓口で予約する
- 世界一周航空券に強い旅行会社を利用する
それぞれにメリットと注意点があります.
航空会社・アライアンス公式で予約する方法
スターアライアンスやワンワールドの世界一周航空券は,加盟航空会社の予約窓口 で手配できます.
日本在住者の場合,実務的には ANA または JAL の窓口を利用するケースが多いです.
特徴
- 運賃ルールに忠実で安心感が高い
- 公式なので情報の正確性が高い
- ルールに厳格で柔軟な提案は少なめ
向いている人
- 旅程がある程度固まっている
- ルールを理解して自分で調整できる
旅行会社を利用する方法
世界一周航空券を専門的に扱う旅行会社を利用する方法もあります.
旅程作成から発券までサポートしてくれる点が最大の特徴です.
特徴
- ルート設計を相談できる
- ルール違反を避けやすい
- 手数料が発生することがある
向いている人
- 初めて世界一周をする
- ルール理解に不安がある
世界一周航空券の予約から発券までの流れ
ここからは,一般的な流れを 6ステップ で整理します.
■ STEP1.行きたい都市をすべて書き出す
まずは細かい順番を気にせず,「行きたい都市」をすべて書き出します.
この段階では,行けるかどうかは考えなくて構いません.
優先順位を「必須」「できれば」「余裕があれば」に分けると,後の調整が楽になります.
■ STEP2.東回りか西回りかを決める
世界一周航空券は原則として 一方向のみ移動 するため,最初に方向を決めます.
- 東回り:日本→北米→欧州→アジア→日本
- 西回り:日本→アジア→欧州→北米→日本
この選択によって,組める都市順が大きく変わります.
■ STEP3.距離制か大陸制かを決める
アライアンスと運賃タイプを選びます.
- スターアライアンス:距離制
- ワンワールド:距離制または大陸制
初心者は,大陸制の方が調整しやすい場合が多いです.
■ STEP4.仮の旅程を組む
次に,実際の都市順で 仮の旅程 を作ります.
この段階では日付は厳密でなくても構いませんが,以下は意識しましょう.
- 同一大陸内での逆戻りを避ける
- 無駄な長距離迂回をしない
- 区間数の上限を超えない
■ STEP5.航空会社または旅行会社に見積もりを依頼
仮旅程ができたら,航空会社窓口や旅行会社に見積もりを依頼します.
この時点で,ルール違反や距離オーバーがあれば修正提案 が入ります.
見積もりでは,以下を必ず確認します.
- 運賃本体
- 税金・空港使用料
- 燃油サーチャージ
- 合計金額
■ STEP6.日程確定後に発券
すべて問題なければ,日程を確定して発券します.
発券後は,区間や順番の変更に制限や手数料がかかるため,慎重な最終確認が重要です.
予約時によくある注意点
■ 座席クラスは発券時に固定される
途中からエコノミーをビジネスに変更することはできません.
■ 日付変更は可能でも区間変更は制限が多い
日付変更は無料または少額手数料で可能なことが多いですが,都市変更は制限されます.
■ 空席がなければ希望便に乗れない
世界一周航空券でも,搭乗クラスの空席がなければ予約できません.
発券後にやるべきこと
発券が終わったら,次の準備に進みます.
- 各国のビザ確認
- パスポート残存期間の確認
- マイレージプログラムの登録
- ラウンジや座席指定の事前手配
ここまで進めば,実務的な準備はほぼ完了です.
まとめ
世界一周航空券の予約は,手順さえ理解すれば決して難しくありません.
重要なのは,
- 行きたい都市を整理する
- 方向と料金方式を先に決める
- 仮旅程を作ってから見積もりを取る
この流れを守ることです.
次回は,世界一周航空券で失敗しないための注意点とよくある落とし穴を詳しく解説します.

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