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【完全ガイド】世界一周航空券の料金はどう決まるのか?

目次

はじめに

世界一周航空券の料金は,通常の航空券とは異なり,距離制,大陸制,諸費用の3つの要素で構成されています.
ここでは,各アライアンスが採用する料金方式の特徴を整理し,最終的な総額がどのように決まるのかをわかりやすく解説します.

世界一周航空券の料金方式は大きく2種類

現在,主要アライアンスで採用されている料金方式は次の2つです.

  • 距離制(Mileage Based)
  • 大陸制(Continent Based)

スカイチームは販売停止傾向にあるため,実質的にはスターアライアンスとワンワールドが中心です.
ここでは利用者が最も多い2方式に絞って解説します.

距離制(Mileage Based)

距離制は,旅程全体で移動した総飛行距離によって料金が決まる仕組みです.
スターアライアンス,ワンワールド Global Explorer が採用しています.

距離制の代表的区分(スターアライアンス例)

距離上限旅の特徴
29,000マイル欧州+北米などのコンパクト世界一周
34,000マイル最も標準的な距離範囲
39,000マイル南米やアフリカも含む広範囲の旅

距離制は,寄り道が多いほど距離が増えるため,旅程の最適化が重要です.

大陸制(Continent Based)

大陸制は,訪問する大陸数で料金が決まる仕組みです.
ワンワールド Explorer が採用しています.
移動距離が長くても,同じ大陸内であれば料金が変わらない点が最大の特徴です.

大陸制の料金区分(ワンワールド例)

訪問大陸数旅の特徴
3大陸アジア+欧州+北米などの定番構成
4大陸南米やオセアニアを追加できる
6大陸ほぼ全ての大陸を巡る本格世界一周

大陸制は距離制より管理が簡単で,初めての世界一周に向いています

距離制と大陸制の違い

項目距離制大陸制
料金基準総飛行距離訪問大陸数
管理のしやすさ難しい容易
向く旅寄り道の多い旅大陸横断型の旅
コスト最適化細かい調整が必要大陸数の調整が鍵

世界一周航空券の料金に影響する「諸費用」とは?

世界一周航空券の総支払額は,アライアンス運賃(本体)+諸費用で構成されます.
諸費用とは次のような項目です.

■ 諸費用の主な内訳

項目内容
空港使用料各空港が徴収する利用料.国によって大きく異なる
保安料セキュリティ維持のための料金
出入国税日本の国際観光旅客税など
燃油サーチャージ(YQ/YR)航空会社が設定する追加運賃

このうち,特に理解が必要なのが 燃油サーチャージ です.

燃油サーチャージとは何か?

燃油サーチャージは,航空機燃料の変動に対応するため,航空会社が運賃とは別に設定する追加料金です.
航空券の明細では「YQ」「YR」などのコードとして表示されます.

ポイントは次の2点です.

1.航空会社ごとに設定が異なる
2.燃油価格の状況に応じて増減するが,ゼロになるとは限らない

そのため,同じ区間でも

  • 航空会社によって金額が異なる
  • 出発国の規制によって金額が変わる
    といった差が生じます.

中東系航空会社にサーチャージが少ない理由

近年,カタール航空,エミレーツ航空,エティハド航空などでは
燃油サーチャージを徴収しない,または低額に抑える運賃規則が採用されることが増えています.

これは,

  • 国の規制
  • 航空会社のマーケティング戦略
  • 運賃体系の違い

などによるもので,「中東だから安い」という単純な理由ではありません
ただし結果として,世界一周航空券でもサーチャージが少なめになる傾向はあると理解しておくと良いです.

世界一周航空券の総額はどうやって決まるのか?

まとめると,総額は次の式になります.

■ 世界一周航空券の総額

運賃本体(距離制 or 大陸制)+ 税金・空港使用料 + 燃油サーチャージ

たとえ本体運賃が安くても,

  • 出発国の税金が高い
  • サーチャージが高い航空会社を多く使う
    と総額が大きく変わります.
    世界一周航空券を比較するときは,本体料金だけで判断しないことが重要です.

まとめ

世界一周航空券の料金を理解するためには,次の3点を必ず押さえておく必要があります.

  • 距離制と大陸制で料金の決まり方が違う
  • ワンワールドには距離制と大陸制の両方が存在する
  • 最終的な支払総額はサーチャージや税金で大きく変わる

これらを理解すれば,よりコスパの高い世界一周航空券を選べるようになります.
次回は,ビジネスクラスが世界一周で最強のコスパを持つ理由について解説します.

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